君は永遠にそいつらより若い

6.9/10
合計14件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   118分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   吉野竜平
劇場で   09月17日 2021
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君は永遠にそいつらより若い プロット

芥川賞受賞作家・津村記久子のデビュー作で第21回太宰治賞を受賞した「君は永遠にそいつらより若い」を映画化。就職も決まり卒業を間近に控え、日常をただなんとなく生きていた大学生の主人公が、暴力や児童虐待、ネグレクトといった社会の闇と、それらに伴う悲しみに対峙することになる姿を描いた。児童福祉職への就職が決まり、大学卒業を間近に控え手持ちぶさたな日々を送る堀貝佐世。友人とぐだぐだした日常を過ごしていた彼女だったが、同じ大学の猪乃木楠子と知り合い、過去に痛ましい経験を持つ楠子と独特な関係を紡いでいく。そんなある日、友人の友人である穂峰直が命を落としことをきっかけに、佐世を取り巻く日常の裏に潜んでいた「暴力」と「哀しみ」が露わになっていく。監督・脚本は「あかぼし」「スプリング、ハズ、カム」の新鋭・吉野竜平。佐世役は「“隠れビッチ”やってました。」に続き主演作はこれが2作目となる佐久間由衣。楠子役はテレビドラマ「あなたの番です」や映画「みをつくし料理帖」など活躍の続く奈緒。そのほか、小日向星一、笠松将、葵揚、森田想と注目の若手俳優たちが共演した。

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君は永遠にそいつらより若いコメント(18)

eyvyxf
eyvyxf
映画を見る体力のない私は、中盤までの幾つかのシーンが軽くてまとまりが無いものに感じてしまった。「外側」の視え方の集合は、そう見えた。

終盤にかけてそれぞれの登場人物側の視野に立ったような格好でシーンが回収されていき、それを踏まえて話が進んでいく。

家庭環境、恋愛と性、バイト・仕事、およそ普通の人が抱えるであろうあらゆる悩みの種となる人生のイベントが程よく織り込まれている。
繊細ゆえに、一つ一つの悩ましいことに引っかかる登場人物たちは、ものすごく丁寧に生きている人たちなのかもしれない。
「見えない」ところから何かを「読み」取ろうとしてまで人を助けるという役割は社会の中において欠かせない。
「見える」ものだけで世の中が回っているわけではなく、そういう人たちの思いやりが社会の機能の隙間を埋めているということなのだろう。
そこに男女の別など関係ないと言おうとしているのかという描写もあった。

社会の隙間を埋める人たちや、そういう職業をされている人たちに対してリスペクトを禁じ得ない、そんな重みのある映画だったように思う。
xwcwiw
xwcwiw
社会の重いテーマに
巧みな設定で、うまく取り組んだ作品である。

見逃してはいけない!

でも、タイトルで言うところの
歳、年が、問題を解決する。という発想は
いいアイデアではないなぁー。
Kgohpssnmix
Kgohpssnmix
ネタバレ! クリックして本文を読む
特大級のパワーが秘められた作品でした。

前半は割とゆるい感じで進む物語が、後半になって自身のコンプレックスや意識のない差別侮蔑、暴力や悲壮感、コロッと死んでしまう知り合いなどを畳み掛けるように描いててとても辛くなりました。

でもその中で主人公が生きがいを見つけていくのを、明るく前向きに描いていて心にグサっと刺さりました。「処女」を世界一美しく魅せてくれる、そんな映画でした。

鑑賞日 9/8
鑑賞方法 オンライン試写会にて
gndvfc
gndvfc
主人公の2人は、もう、ただただ可愛いね!
ずっと見ていたいくらい可愛いかった…( ๑˃̵ᴗ˂̵)

第一印象は普通に「なるほど、こうなったかぁ〜」という感嘆が、1番しっくりくるかな?
原作を知っているから繋がるけど、特に冒頭の自転車ショットはちょっと難しくて、端折りが厳しいと思えた。

この映画の原作、津村記久子氏の同名小説を読んだ時、文学的で力強い表現の多さに加え、登場人物達がそれぞれに抱える、自分ではどうにもならない理不尽さとの対峙表現がとても斬新で、躍動的で面白さに衝撃を受けたが、吉野竜平監督が作り上げたこの作品は、登場人物も多く、沢山の要素が詰まっていることもあってか、大分、原作内容を削ぎ落としてしまっていたものの、それでも1番大事な伝えたいものはより鮮明に、そして、じわりじわりとくる静かな温かい余韻。優しい印象を感じました。

主人公である女子大生ホリガイは、今どき日本の若者の中でも実に平均的な若者の象徴と言える存在だ。イケてるか?イケてないか?でくくるなら、イケてない方の女子大生代表。
グダグダとした毎日を送っている。
今まで特に大きな事件にも巻き込まれることもなく中流の幸せな人生。
グラビアアイドル達の切り抜きを壁に貼り、彼女たちの『計算され尽くした笑顔』を見て安心を得ているところなんて滑稽で人間臭くて面白い。
でも一方では、児童福祉士という仕事の目標を持っていて、実はコツコツと勉強して誰よりも先に単位も修得し就職も決まるというソツのなさも持ち合わせていたりもする。

世の中、とかく目立つヤツに注目が集まる。この作品はそれと真逆の、口には出さないが、他人には分からない何かと対峙しながら生きている普通な人達に焦点を当てているところが興味深いところ。
自分には経験のないトラウマを抱えた人の傷に触れた時。
いつも身近に思えてた人が自分の生活から不意に居なくなってしまった時。
そんな理不尽な『暴力』が突然現れたら、人はどうすればいいだろうか?
新しい生活様式に変化した今の時代にとても合致した問いかけだ。
突然、何かが変わっても、静かにそれを受け入れて、生きていかねばならない私たちの営み。不自然だけど、自然に変化させる強さを人は持っている。人は、物理的には1人でも心理的には見えないちからで繋がっている。それだけでも生きる支えになるのだ。
この作品もそんなようなメッセージが込められていた様に思えた。なんとなくでも寄り添ってあげられるような心の温かい人達が増えて欲しいです。それが新しい生活様式の副産物であって欲しいです。
Missxhgoknp
Missxhgoknp
観ていて、すごく体力もっていかれる話。

生きることへの理由のない哀しみ辛さ、自分自身でもわからないのに死を選んでしまう精神。

理解できてしまうとズドンと気持ちが落ちてしまうだろうし、理解できないならできないなりに苦しい鑑賞になりそう。

若者なんか希望に満ち溢れているだろうというレッテルに対する完全な逆張り映画。

内容自体は割と淡々と進む、かつそれほど事態は動かないので、その辺はやや飽きも来るかもしれないといったところ。

邦画としては、貴重な部類でしょう。