君が世界のはじまり プロット

「おいしい家族」のふくだももこ監督が同作でもタッグを生んだ松本穂香を再び主演に迎え、自身の小説を原作に描いた青春映画。ふくだ監督が執筆した小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」の2作品を、「リンダ リンダ リンダ」「聖の青春」「愚行録」などを手がけてきた脚本家の向井康介がひとつの物語に再編し、閉塞的な地方都市に生きる若者たちの、危うくはかない日々を描いた。大阪のとある町。深夜の住宅地で、高校生に中年の男が殺害される事件が起こる。町に暮らすの高校2年生のえんは、彼氏をころころ変える親友の琴子と退屈な日々を送っていたが、琴子がサッカー部のナリヒラ君に一目ぼれしたことで、2人は徐々にすれ違うようになっていく。 同じ高校に通うジュンは、母が家を出ていったことを無視し続ける父親に何も言えぬまま、放課後のショッピングモールで時間をつぶしていた。東京から転校してきた伊尾と会ったジュンは、求めるものもわからぬまま伊尾と体を交わすようになるが……。

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君が世界のはじまりコメント(20)

lfshsi
lfshsi
昨年の「おいしい家族」に続くふくだももこ監督 X 松本穂香。前作は大人な穂香ちゃんがメインのコミカルで温かな作品だったが、今作は穂香ちゃんを含む高校生たちのシリアスな群像劇。

低空飛行ながら落ちきらない空気が好物だった。刺さるエピソードが一杯あった。屈折した青春映画が好きなんだろうなぁ。

マジで今年の日本映画のベスト2を確信していたのだが、終盤、真夜中のショッピングモールでのブルーハーツや校庭の水たまりでの戯れは自分には照れくさかった。

まぁ、個人的に馴染めない部分があるにせよ、『愛おしくてしかたない作品』だ。
ifwidm
ifwidm
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タイトルや予告からして青春群像劇なのかなと期待して鑑賞しました。

肩透かしでした。青春群像劇と言われると叫んだり、ブルーハーツをひたすら流しているだけの気がして、PG12だからエロ要素かグロ要素がある程度込められているのかなと思ったら、エロ要素は濃厚なキスと少しのSEXの音だけ。グロ要素は皆無に等しく、作中で父を殺した少年が突然血塗れで登場するくらいです。そんな彼にブルーハーツを歌いかけて「がんばれ」とはいかがなものか。

恋愛モノとしても、付き合うとかデートするとかの描写が一切無かったので一つの軸となる部分もよく分からないまま終わりました。

ただ、ショッピングモールで自由に遊んでいる様子は楽しそうだなと思いました。現実では中々できないことなので羨ましくなりました。松本穂香さんと中田青渚さんの演技はお見事で、今後も大期待です。
fvboes
fvboes
タイトルを見て気になった系ですね
最近、邦画に引っ張りだこの松本穂香主演で江口のりこが出るということなので、これは見るしかないと思ったから見たってのもありますけどね。タイトルです

雰囲気はスゴく好き
というか、雰囲気を楽しむ映画
けど、君の鳥はうたえるよりは好きかな
気になった理由のタイトルは意味がわからないままでしたけど。

大阪の閉塞的な地方都市に生きる高校生達が、家族や友情や恋を知っていく話。

音楽が絶品。
どれもかっこよくて、シーンに合っていて、ニヤッとしてしまう。この音楽達を聞くだけでも価値あるかも

たこ焼き屋のおっちゃんとか主人公のお父さんにはホッコリ。テンポのいい大阪らしい会話をもっと見たかったな〜。お好み焼き好きだよね〜

君月の岡田のお姉ちゃんと友達コンビ。
君月では関わり無かったけど、関西弁だからか?お似合いでしたね。友達になりたい
江口のりこも安定で、やっぱりいい演者だなとつくづく思う

評価低くなった原因としては、伏線かな。
内容が深いようで、深くない
見ている人に深いこと考えさせようとして、帰って雑になっちゃってる。
事件をきっかけにかと思いきや、無理矢理話にくい込んでいるだけだし事件なくても話は進めれた。

映画館でわざわざ見に行くほどの映画じゃない。
心情の変化が分かりにくいし、青春映画かと言われるとなんか違う気がする。かんなり独特な映画
一般受けはしないだろうね

この映画、どんな人が見ているのだろうかと気になっていたが、40代から50代がほとんどでしたね。
出演者が好き!って人は見て後悔ないと思う。松本穂香の叫び声は凄いな
rwdcrs
rwdcrs
高校生の叫びをブルーハーツにのせるのはやめてもらいたい。だいぶ微妙でした。考えが安易に感じる。今更単調ロックって…
同じ高校生を題材にしたWAVESのがおすすめ。
fzxuhfh
fzxuhfh
大阪の外れにある町に住む高校生男女6人のはじまりの物語。

優等生の縁(えん)と素行不良の琴子の幼馴染の友情。

家庭の事情に苦しみ涙する業平にひとめ惚れする恋模様。

母と別れた父親に嫌悪する純と義母と関係を結ぶ転校生、伊尾との刹那な関係と触れ合い。

好きな女の子に認識してもらえ無いサッカー部の人気者、岡田。

冒頭に起きる殺人事件から、一転して彼らの六人の青春模様が、一見平和な府立高校で、それぞれ悩みや問題を抱えた現状と心情を、程よいテンポで交互に描写されてゆく演出で、台詞も上手く削ぎ落とされて説明調にならないで紡がれてゆく。

秋から冬に向かう季節に、互いに不満と孤独を抱えた五人が、閉店後のショッピングモールで、束の間交流を経て、変わる後半のところは、「人にやさしく」を歌う場面も含め瑞々しくて素晴らしい。

六人の若手役者の演技も素晴らしくて皆、リアルだが、硬さも無く、表情もとてもいい。

特に、縁の松本穂香の大きな瞳に戸惑いながらトボける表情や奔放な幼馴染とのくされ縁も垣間見える態度などもとてもいい。

琴子の中田青渚が、奔放だか純情でおきゃんな雰囲気を醸し出して存在感がある。琴子のキャラも面白い。しまむらと融和性の高いネオヤンキーのファッションセンスと吸うタバコがハイライトとは。大阪のおばちゃんか!

業平の小室ぺいの俳優初挑戦とは思えない、落ち着いた動作と表情の出し方。特に縁の家族と夕食を共にする場面の微笑む表情と本業でもあるミュージシャンとしてのボーカルの時の凛々しさの使い分け。

原作も兼ねる、ふくだももこ監督は、女性のセクシャリティを扱った短編集『20世紀の女の子』での一篇を担当していたが、その時の作品は正直なところ記憶に無いが、今回監督した130分の長編を淀みなく的確に演出しており、今後の活動が楽しみ。

ふくだ監督が、自作小説の脚本を任した向井康介は、山下敦弘監督と「リンダ リンダ リンダ」や「もらとりあむタマ子」などの良作を連発しており、オリジナル要素も加味しながら作品の質に貢献している。

個人的には、撮影の渡邊雅紀に注目している。これまでは自主映画がメインだったのに、担当した本作では見事な画面構成と若者の煌めく瞬間の輝きを捉えていて、美しいルックと完成度に刮目してしまう。
ロケ撮影での、外光へのこだわりも良い絵をモノにしている印象。
しかもこれが初メジャー作品なのに堂々と見事な映画にしている。

ネタバレあり

冒頭に起きた殺人事件が、実は同じ悩みを持つ同級生が父親を刺殺していたと知り、同じ境遇である自分達と彼にメッセージを投げかける。

そこから皆の新しい一歩がはじまり、一人残されていた、琴子も巻き込んで、タイトルに沿うようなラストもいい。

ブルーハーツの曲で「人にやさしく」がキーになる展開が、世代的に疑問符をつける点かも知れないが、現在でもCMや高校野球の応援などに使われ、親子二代で受け継がれているバンドなので違和感は無いと思う。
曲の使い方もインパクトがあり映画の主題に沿っている。

ティーンムービーで時折、雑に扱われる大人達も子供に対して、まともな役割りを与えられているのも良い。(伊尾の義母には無いが)

気になるところは、殺人の下りは、途中から誤解を生むサスペンスが発生して青春譚として考えると無くても成立したのかも。
もう少し地方都市のわびしさと閉塞感を匂わせると、東京に拘る転校生、伊尾の苛立ちも理解しやすいと思う。

個人的に思うのは、ショッピングモールで行動とやり取りが「ブレック・ファースト・クラブ」と「ゾンビ」のオマージュを感じて面白い。
そういえば、無人のショッピングモールで歌い踊るといえば、青春ゾンビ映画の「ナイト・オブ・ザ・コメット」での名場面で、シンディ・ローパーの「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」をBGMに主役の姉妹が、楽しそうに歌い踊るところも踏襲しているのかも。

色々上げると切りがないが、ティーンムービーの枠を超えて上質で瑞々しい良作品。

余談。
イオンシネマ座間を初めて利用したが、最新のレーザープロジェクター映写機を導入しているので、明るめな場内で流れる予告編もハッキリ、クッキリ見えて良好。