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劇場版 殺意の道程コメント(3)
バカリズムワールド満載の作品でした。
「苺フェア」に始まる、殺害計画はもっと「不思議な選TAXI」のような動の物語かと思いきやそうではなくどちらかというと会話劇。
次々と殺害計画のアドバイス?をするキャバ嬢堀田真由。チアダンのいじめ役キャラとはうって変わってかなり魅力的で輝いていた。
ストーリーに山や谷はそんなに無く、ラストの軽いオチくらい。サスペンス映画ではなかったわな。
誰にも予測できないみちのりがそこにはありました
人の何気ない会話って面白いことを言ってなさそうで傍から聞くと何気におもしろかったりするんだなぁ
いちごフェアの作戦名におぉーっ絶対にバレないと唸りました
それにどこか苺の赤色が血も連想させるしでもトマトじゃダメだよねなんとなく
そうそう、そこかい、そうくる、フムフム、アハハハいやでも根底にはどす黒い憎しみが流れ復讐心理の追跡なのです
だけれどいまいち殺人することに実感わかないこのワカラナイ実感を見事に一般的に表現されてますそのリズムに観るごと乗せられていった感じ
間違いなく私もいちごフェアに参加していました
殺人は起こらない展開にはなるだろうとは思っていたけれどあらぁ〜と思い描いていたものとは全く違うオチには目からウロコが落ちました
相当面白いです巧く練られているんです
一本取られましたお見事!!
バカリズム脚本なので当然普通のサスペンスとはならない。プロジェクトのネーミング、打ち合わせ場所、カモフラージュアイテム、クリームチーズパン、キャバクラに行くときのシャツ、決行日の決め方…。計画を練っていく2人の会話に、バカリズムらしい細かいこだわりがテンポよく登場する。復讐のために人を殺す話とは思えないほどののんびりでゆるーい雰囲気。いつものバカリズムワールドを精一杯楽しんだ。やっぱり好きなんだよな。
ミステリー的な要素はそれほど驚くものではないが、そこをあまり重要視していないのでまったく問題なし。キッチリしたサスペンスを期待してしまった人には期待はずれなところもあるかもしれないが、バカリズム脚本ってことを踏まえて観てほしい。でも、意外とちゃんとした話になっているので侮れない。今後も彼の脚本は注目していきたい。