中国の人気コメディアン、チャン・ユエンが監督・脚本・主演を務め、2014年の韓国映画「プランマン
恋のアラームが止まらない!」を原案に描いたロマンティックエンタテインメント。潔癖症のピアノ教師とズボラだが曲作りの才能を秘めたミュージシャンが出会い、それぞれに心に傷を抱えた2人がコンビを組み、音楽番組で優勝を目指すことで新たな一歩を踏み出していこうとする姿を描く。すべてが整理整頓され、決められた時間どおりに行動しないと気がすまない極度の潔癖症のピアノ教師バオ・バオ。他人と触れ合うなんてもってのほかだが、それでも温もりを求めていた。そんなバオ・バオはある時、ミュージシャンのウェンヌワンと偶然知り合い、彼女が出場する対戦型の音楽番組に飛び入り参加したところ、絶大な人気を獲得する。戸惑うバオ・バオだったが、自分を変えるため、改めてウェンヌワンとコンビを結成し、2人で番組の優勝を目指すことになるが……。
僕と彼女のファースト・ハグコメント(2)
この映画『僕と彼女のファースト・ハグ』の元ネタの韓国映画『プランマン 恋のアラームが止まらない!』を以前どこかで見たことがある... リリースされた場所が日本はなかったのでどうやって見たのかは覚えてはいない。なんせ約8年前にさかのぼるもので、言い訳として...
でも下積み時代が長かったけども俳優として堅実に歩んでいるチョン・ジェヨンさんがこの変わった潔癖症のジョンソクという人物の役をどのようにこなすのかを観たかったのとそれまでは嫌韓で一切韓国のドラマや映像媒体を見て来なかった者が、彼女、ハン・ジミンさんのドラマを見てから過去の自分を変えてくれて進んでみることができるようになった事から彼女が出演している映画やドラマをできるだけ見るようにしていることもある為に観賞した記憶がある... とにかくミーハーなんです、あたし💕
本作はというとセット・アップやシナリオの基本は同じでも韓国版とは別物と言えて、出だしのシーンは大勢の人が画面一面に歌いだすボリウッド風なところもあると思っているとそれは最初だけで話の流れ的には、主人公のバオ・バオがなぜ?潔癖症になったのかの原因と可愛くてジッピーなミュージシャンのウェンヌワンとのやりとりと関係が羽陽曲折するシナリオが中心となり、最後のコンサートでの大団円へとスレッド展開をしていく。
最初はシナリオ展開の早い大林宣彦監督風な映画の雰囲気や色使いと思っていると冒頭のシーンで見事に打ち砕かれ、どちらかというとティム・バートンのファンタジー観をより中華風にケバくした配色で映画全編を貫き通しているので、あくまでも個人的には取っつきが悪く、むしろ閉口ぎみとなっていたけど見ていくうちには、ホロッとさせる場面もあり、最後のころには中華製映画に慣れちゃっていましたとさ?
この映画の欠点は、冒頭のバオ・バオの自殺のシーンがいくらコメディ色を盛り上げる為に必要とされてもハリウッド流のような演出ではないのでどうしても違和感を感じるし、少しおかしな人や性格の人がいくら心温まる場所とは言えてもサナトリウムにいるのは、これまた違うんじゃないかと思ってしまう。それは中華思想を代表する毛沢東の造語、反面教師的に見えてしまうために。
それと韓国版では強迫性人格障害を抱えているジョンソクに対して、彼の演技力もさることながら周りの人たちが包み込む温かみのある演技をしていたのは今でも記憶に残っている。
この映画にとっての”Hug” の味付けは少し物足りなかったかな?
原チャリ同士の事故で知り合った二人の小競り合いが視聴者に受けて、それが切っ掛けでコンビを組むハメになっていくストーリー。
基本何でも有りのドタバタコメディで、即興なのに何で周りが?とか、ギターとだけじゃ?とか言っちゃダメなミュージカル展開ww
気付いたら何故か番組出演の話と恋愛話が一緒くた、レポーターは万能エンジニアですか?こじつけが凄いことw
序盤はちょっとゴチャゴチャ小ネタを入れ過ぎて空回りだったし、話しにムリがあり過ぎるしで突っ込みどころが多いしベタベタだけれど、楽しかったからまあ良かったかな。