修羅の街、飢えた狼たち プロット
現代中国の闇に立ち向かう敏腕捜査官の戦いを、実在の事件をモチーフに描いたクライムアクション。中国南部の村で、土地開発プロジェクトによる立ち退きに最後まで反対していた一家の父親が開発推進派たちに殺害された。しかし地元警察は、この事件を事故として処理してしまう。村人の告発書で事態を知った政府は特別捜査班を設置し、公安の敏腕捜査官ソン・イールイをリーダーにして再捜査に乗り出す。地元県知事の協力も得ながら捜査を進めるうちに、残虐非道な闇金業者スン・ジービャオの存在が浮上する。主演は「罪の手ざわり」のチアン・ウー。「のむコレ'21」（2021年10月22日～／東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋）上映作品。
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修羅の街、飢えた狼たちコメント(1)
「のむコレ'21」について言わせてもらいます。この映画を含めて5本中4本が👎でした残念⁉ あくまでも個人的意見ですので皆様、ご勘弁を。
話の流れは曽野綾子の『二十一歳の父』や成田亨のデザインによる『サンダ対ガイラ』などの犯罪に手を染める賢兄愚弟の構図がメタファーとなる映画と最初は思っていたけれど、実は二人共ガイラでしたという話のコアな部分って、ガイラなんて誰も知りませんけど．．． 意味不明で何か？
そんでも事件が起きてから特別ユニットを組んで捜査をする？ 迅速な対応に拍手ってか？中国の監視体制では、FBIみたいな既存の組織なんてものが必要がないということなの？ それと見ていてなぜそんなに簡単に容疑者を釈放するのかは見ている側、つまりオーディエンスにフラストレーションをマグマのように溜め一層映画にのめり込ませるための演出ってことね⁉
変な場面もあったりして、野原にばらまいたガソリンに火のついた100円ライターを投げ入れたら火がつくって、はぁ～？ 普通に消えるでしょ⁉ 格闘している場所が家具屋でそこにある食器棚のガラスがガラスでなくプラスティックって？ 割れて怪我をしないために？
ハリウッド流犯罪映画を中国も豊かになってか一般の方たちでも見る機会が増えた影響なのか、暴力、売春、ドラッグって、三拍子揃った西洋かぶれをした映画を独自で製作するなんて国民の多発する犯罪へのガス抜きにしては少々過激すぎるのではないのかな？ ．．．と思っているとエンドロールで手錠を掛けられた顔出しモノホンの悪い人たちが出てきてびっくり。それも数珠つなぎのようにゾロゾロと．．． ドキュメント映像らしいけどこの事で中国も内情は酷いのが分かるけど、その顔をモロに出す人権無視ぶりがこの映画はやっぱり中国人民に対しての因果応報の暗喩的警告であり、悪いことをしたら捕まるってことを証明するために優秀な中国公安の活躍を描いたプロパガンダ映画で間違いなしってことね！
今や世界的な興行収入だけを取り上げたら、独走中なのが中国製のSci-Fi・ノスタルジック・コメディ映画『Hi, Mom』が断然トップで2位のビン・ディーゼル主演の『ワイルド・スピード ジェットブレイク』に120億円の差を開けている。
興行収入の世界地図がcovid-19のおかげで一変したことを表している。そのことを言いかえれば中国にオベッカをする映画が売れるということで今後、日本を悪者にしたメジャーな映画が作られることは間違いなし！