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今日から始まる プロット フランス 09月08日 2001 劇場で
今日から俺は!!劇場版 プロット 日本 07月17日 2020 劇場で
からたち日記 プロット 日本 04月14日 1959 劇場で
ヒットマン プロット アメリカ 04月12日 2008 劇場で
昨日・今日・明日 プロット アメリカ 06月01日 1964 劇場で
昨日からの少女 プロット ベトナム 11月06日 2020 劇場で
今日からヒットマンコメント(1)
空前のお笑いブームだ。若手芸人の中には、女性ファンからアイドル的な扱いをされている者が多くいる。今、モテる男は「カッコいい人」ではなく、「カッコよくて、面白い人」。“2枚目”という言葉が死語になりつつある昨今、映画の主人公も「カッコ悪いけどカッコいい」のがイケてる時代だ。
平凡なサラリーマンが、ある日突然ありえないトラブルに巻き込まれ、カッコ悪さを前面に押し出しながら、自力でトラブルを解決していく姿が、カッコいい(演じる武田のイケメンぶりが最大の条件だ)。さて、この主人公、口八丁の営業マンとしてはかなりデキる男なのだが、仕事以外では、奥さんの尻に敷かれていたりと、いまいちパっとしない。それなのに、何故か伝説のヒットマンの後を継いで、プロの殺し屋とやりあうハメになってしまう。トラブルに巻き込まれる都度、その心情の独白がナレーション形式で挿入されるのだが、これが何とも情けなくてカッコ悪い。しかし、その心情とは裏腹に、ハッタリをきかせて、プロのヒットマンに成りすまし、危機を脱する姿が、なかなかカッコいいのである。このカッコ悪いカッコよさに、女たちはメロメロになり、男たちは憧れる(はず)だ。ここで重要なアイテムとなるのがインターネット。主人公は接待先の社長の趣味の釣りや、はたまた拳銃の扱い方まで、全てネットで情報収集する。現代のビジネスマンの必須アイテムのインターネットが、裏社会でも役立つことが、ネット社会の闇をそれとなく示唆している。
人気コミックが原作とあって、荒唐無稽なストーリー、怪しいキャラクター(それを演じるアクの強い俳優陣に注目)満載なのだが、本作の主人公はヒットマンではなくあくまでもサラリーマン。自分が殺されそうになっているのに、取引先や上司からの電話には必ず出る仕事人間なのだ。本作はヒットマンが主役ではない、サラリーマンにエールを送る、サラリーマンのための作品だ。