アイ・ラヴ・ユー(1999)
プロット
日本
11月06日 1999 劇場で
43年後のアイ・ラヴ・ユー
プロット
スペイン・アメリカ・フランス合作
01月15日 2021 劇場で
DNAがアイ・ラブ・ユー
プロット
台湾
08月23日 2008 劇場で
殺したいほど アイ・ラヴ・ユー
プロット
アメリカ
11月02日 1990 劇場で
アイ ウォント ユー
プロット
イギリス
01月15日 1999 劇場で
ストレイ 犬が見た世界
プロット
アメリカ
03月18日 2022 劇場で
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世界中がアイ・ラヴ・ユーコメント(7)
ほんとに見たのはコレだったか記憶を疑うレベルで印象薄い。でもノートン出ててミュージカルだもの、みたみた間違いない。初アレンがこれだから以後なんとなく敬遠してましたが。
内容は、マンハッタンに住むある一家をベースに、またまたハチャメチャな人間関係が展開されています。その一家の妻は離婚歴があり、その相手は現在はパリで作家をしているアメリカ人(この人がウディです)。
妻の新しい家庭は堅実なのですが、どこかネジが緩んでいます。夫は知識人で妻と同じくリベラルな思想の持主ですが、何故か息子はがちがちの保守派で共和党支持者。犯罪者は一生、刑務所に入れておけだとか、白人優越主義を一家団らんの場で吠えてみたりで、つねに父親との喧嘩が絶えません。
娘は、前夫ウディとの間にできた子で、父親の遺伝子を受け継いだのか超恋愛体質(が長続きしない)。もう一人の娘は、誰もが認める男性と婚約しますが、リベラルな両親をもった性か、刑務所から出たばかりの男に口説かれ婚約を破棄。
一方、パリに住むウディは、いつも女性をうまく口説き落とすが、これまた関係が長続きしない。恋人に逃げられるたびに、前妻に泣きつきことの連続。そして、それを快く受け入れる前妻と現在の夫。この映画の登場人物は、みんな性格に問題を持ってますが、とてもお人よしなのです。
そんな人間模様をミュージカル仕立てに描いているのです。内容、というかドラマ性はほとんどなく、最初から最後まで、そんな登場人物たちの喜怒哀楽が描かれ続けています。そして、これだけです。
「マンハッタン」と比較すると、ウディの作風もかなりアクが抜けたというのが第一印象です。観ててそれなりに笑えるのですが、それ以上のものがありません。色々な人を描いたせいか、観ててなかなか中心になるメッセージが伝わってきませんでした。
それでも世の中の上流階級に住む人々を風刺することで、アメリカという国自体も風刺しているような雰囲気は伝わってきました。「自由」という言葉もいきすぎると、こんな家庭になってしまうんだよみたいな。
でも、本作はわたくし的にそれ以上ひっかかるものがありませんでした。こんなにレビューを書くのが難しい作品はなかなかないです。
だって、けなそうにもけなす所がないし、褒めるところもないのですから。
ある意味、これって名人芸なのかもしれませんね。
こういう人たちの恋の話って面白いなと思う。
シンプルに。