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ワイルド・ローズ プロット イギリス 06月26日 2020 劇場で
ウィンター・ローズ プロット アメリカ 12月10日 1983 劇場で
ラヴィアン・ローズ プロット フランス・ロシア合作 12月13日 1997 劇場で
ランブリング・ローズ プロット アメリカ 10月31日 1992 劇場で
カリプソ・ローズ プロット トリニダード・トバゴ、フランス 04月23日 2021 劇場で
ブレッド&ローズ プロット イギリス・ドイツ・スペイン合作 08月31日 2002 劇場で
ローズコメント(2)
ジャニス・ジョプリンをモデルに、ローズという女性シンガーの波瀾万丈な歌手人生を描いている。
もちろん豪快で破滅的ななローズの振る舞いや、女としての苦悩やらは観ていて爽快でもあり切なくも痛くもあり、音楽業界のシビアさなども垣間見えて映画としても十分面白い。
だが最大の見所はベット・ミドラーの圧巻のライブだろう。
彼女の本当に命を削るようなパフォーマンスや歌唱に恵まれた映画だと思う。
音楽も素晴らしい。
特に序盤でローズがステージで歌う「男が女を愛する時」という名曲は、私もなんとなく知っていたが、こんなに、こんなに映像での歌唱パフォーマンスで鳥肌が立ったのはこの映画が初めてだった。
終盤で歌われる「Stay with me」では映画の観客さながらに興奮し、泣いてしまった。
そしてエンディングで流れる「Rose」は今や世界中カバーされ、(個人的にジブリの「おもひでぽろぽろ」のEDがカバーで一番好き)有名だ。
落ち込んだ時、空っぽになったときにローズのパフォーマンスに勇気と命の息吹をもらう。
これからも観ていくだろう。
ジャニス・ジョプリンの擬似伝記映画というよりも最早ベット・ミドラー演じるローズという歌手の映画。マーク・ライデルの演出は悪くないのだが、残念ながら佳作の一歩手前の出来。イギリスのアラン・ベイツをローズのマネージャー役に持ってきた配役も意表をついた。ローズが「この男だけは」と思っていたフレデリック・フォレストにやはり去られるシーンで男の後を追いかけて絶叫するベット・ミドラーの演技が凄い。この時のベット・ミドラーの叫びを日本語で表現すれば、やはり、標準語の「行かないで~」ではなく、関西弁の「行かんといて~!」がぴったり来る。