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ティコ・ムーン プロット フランス・ドイツ・イタリア合作 08月02日 1997 劇場で
トゥー・ムーン プロット アメリカ 12月17日 1988 劇場で
バーニング・ムーン プロット ドイツ 01月01日 1900 劇場で
ブラック・ムーン プロット フランス・西ドイツ合作 11月15日 1990 劇場で
ペーパー・ムーン プロット アメリカ 03月09日 1974 劇場で
オーバー・ザ・ムーン プロット アメリカ 01月01日 1900 劇場で
レッド・ムーンコメント(3)
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
敵は執念深く残虐、だけど神出鬼没で殆ど姿を現さないし、特に表情がわからない。正体がわからないところからくる怖さがある。戦いの場面は古い映画なのでそれほど迫力があるわけでもないのだが、いつ来るのか、どこから来るのかという不安を掻き立てるのが良い。この時代にしてはとても斬新だし、敵の正体を隠すという作品のはしりなのかもしれない。とはいっても彼は次々に村を全滅させてきたほどの強さは感じさせない。
物語は白人側の立場から描かれていて、先住民側の事情はお構いなしに進行するのは一方的。そうじゃなくてもそれほど打ち解けているわけでもないのに、父親を殺された少年と殺した男とが今後も生活が出来るのかという大問題さえたいして重要視されていないようで不満が残る。登場人物たちは戦いの前まで会話も動きも少なくてどんな人物かわからなくて思いいれが出来ず魅力に欠ける。
幼い頃先住民にさらわれて育ち、混血の息子1人を連れている白人女性のSarah。彼女に懇願され、駅まで護衛することになったSam。10年間捕らわれの身であったため仕方ないにしても、コミュ障の母子という、とんだお荷物を抱えることになったSamに前半はちょっと同情します。
足音もなく忍び寄る追っ手は凶暴なSalvaje。要は息子の親権争いなのですが、追跡の過程でSalvajeの手により民間人や仲間が多数犠牲になります。Sarahは手放したくないにしても、息子自身は父親の元に帰りたそうなので返せばいいではないかと思ってしまいます。(返した所で殺戮は免れないということで戦い続けるのですが…。)
姿をなかなか現さない敵に緊張の連続。無音と音楽の使い分けも効果的でした。撃っても撃っても死なないSalvaje!最後もまた出てくるんじゃないかとヒヤヒヤしました(^_^;)。出て来たらもうホラー西部劇です。
か弱き女性に助けを求められたら、男は命懸けで守るものさ、という古き良きヒーロー像でした。
最後の任務で見つけた先住民の中に、幼いころに拉致された女性(エバ・マリー・セイント)が子供を連れて途方に暮れていた。
引退すると決めていた主人公は、この親子を自分の牧場に連れていく。
先住民の一匹狼で悪魔のような男がこの子の父親だった。
この悪魔が牧場に迫ってくる。
ターミネーター並みに強い悪魔だ。