ミッドナイト・ファミリー

正義感で頑張る息子、生活のため頑張る父親。

家族それぞれが、として大変な環境を生き抜くドキュメンタリー作品です。

自分だったらどうするでしょうか？

考えさせられる作品でした。

厳しい社会の仕組みに憤りを感じました！

https://madegood.com/ja/midnight-family/

This slice of life doc about a band of paramedics racing the streets of Mexico City for cash provokes as many questions about the filmmaking itself as it does for what's happening with Mexico's health care system. Thankfully the film doesn't tell you what to think. As a family drama set in the lower class, it's equally as inviting recent international favorites Parasite and Shoplifters.

メキシコの、闇営業で救急車業を営む家族のドキュメンタリー。

なんの許可もなく、公然と車内で医療行為を行い病院へ患者を運んだり、患者の奪い合いのため救急車同士でカーチェイスのように追いつき追い抜いたり、患者も患者で金がないから払わないという話で終わったり。もはや日本では考えられない世界で、ぶっ飛んでてやばい。

ただ、上映時間一辺倒「患者の元にかけつけ、爆速で病院に運ぶ」、基本これだけなので、半分くらいで飽きる。彼らの日常の映像なのでオチもないし。

誰の目から見ても明らかに理に適ってない職業を営んでいる家族、だけどきっとこれ以外の仕事はもう営めない現状、終わりなき絶望を感じてしまった。

ネタバレ！ クリックして本文を読む
『だから嫌だよ⁉　貧乏人は！』 が、この映画『ミッドナイト・ファミリー』の副題です．．．‼
ウッソピョ～ンってか？

映画解説やこの映画『ミッドナイト・ファミリー』のオープニングのテロップではメキシコシティの人口900万人の割合に対して公的機関の救急車が45台って載っていたけど．．．　それって多いの？少ないの？　他の国と比較してみんないと分かんないよ！　　だから自前の数字を用意しました。イギリスのロンドンは約10倍を保有し、東京は多摩地区も含めての数字はメキシコシティの約3.6倍っていうけど、でもそんなの簡単に数字だけでは、判断できないし、この映画のメキシコシティの現状を描くのには十分ではないことが言える．．．　それは救急車そのものの装備と稼働台数と民間救急隊員を生業にしているオチョア一家の質と彼らのポリシー

最初、この映画を笑えないコメディとテッキリ思っていた．．．　バカなあたし💓　そしたら "ドキュ" だって、その方が笑えるかも？
なんせ冒頭のシーン．．．　血の付いたプラスティック製のストレッチャーをティッシュでふき取るところが、この映画の始まり。　エッ！　それだけ？　その後の消毒は？　はぁ～？

とにかく見どころの多い映画で、DV男にシバかれた若い女性が出て来たり、意識が飛んじゃっている赤ん坊への人工蘇生なんて悲しくなるようなシーンには付き物のバカな父親が出て来たり、また別のシーンでは、上玉の金づるになるお客さまを見つけるために他社とのサイレンを鳴らしながら現場急行の実践 "カーチェイス" が、一番の見どころって？

この映画の欠点と言えるのは、その見どころにあるかも
ドキュメンタリー映画と言えども映画製作に欠かせないのがエディター
ガス欠の救急車をガソリンスタンドまでみんなで押したり、救急車の中で飲食はするはチップスはほお張るは、寝泊まりなんて当たり前のサッサのサッサ⁉　どう見てもマスコットと思えいない太っちょのガキ、オッと失礼、そのお太りのご子息が、たぶん監督から撮影前の念押しのところで"カメラを気にするな"と言われているのにカメラ目線なのは、いい感じ。
一番清潔にしなければならない場所である救急車って、それを皮肉るかのようにばっちい悪徳警官の何っちゃてもご登場．．．

一つ気になったのが、患者に対しての現状把握と搬送先の病院に患者の情報を知らせる基本とされる患者のバイタルをとっているシーンが皆無という事．．．　何故？
ラストには患者の付き添いの人を助手席に乗せるって．．．　何故？

この映画はそういった見ている側とメキシコシティの民間救急の現状のギャップ感だけの映画と言えて、これをドキュメンタリー映画と捉えるならあまりにも作為的で恣意的な場面が多く患者の顔をアングルを変えて正面から見せない中途半端さは、天下の日本の公共放送の顔出しの無いドキュメンタリー番組と称しているエセ・ドキュメンタリーと同じと言えるかもしれない。

メキシコの貧富の差のある社会構造で平均月収なんて馬鹿げていて、ふり幅が多いけれども7000ペソ(約36,000円)とするなら．．．家内工業の搬送料は、半分以上の3800ペソなり

Sorry to bother you. We're about to head out. So, we are a... a private
ambulance. There were no government ambulances. So, I need to
charge you for the transport.
-No, it's not right that you brought her here. The closest hospital was
Metropolitano. This is very far from our house. But...
Can you help us with just 1500 pesos?
この映画でも取り上げられている救急車の前を走る車の存在．．．　日本でもモラルハザードは同じように見られる。救急車に道をあけない車や酔っ払いがタクシーがわりに救急車を呼ぶ行為
covid-19禍、たらいまわしにされる患者とそれに翻弄され、尽力する隊員たち．．．　絶対にメキシコの人たちをバカにできない。　そんな映画です。

それと、あたしからするとcovid-19禍でのオチョア一家のオトボケ映画を見たかったかも？　失礼、下品で