あなたの顔

6.2/10
合計13件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   76分
言語   まだ情報はありません
地区   台湾
俳優   リー・カンション  
劇場で   06月27日 2020
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あなたの顔 プロット

第70回ベネチア国際映画祭審査員特別大賞を受賞した長編第10作「郊遊
ピクニック」で商業映画からの引退を公言したツァイ・ミンリャン監督のドキュメンタリー。台北の街で見つけた一般の人びとと俳優で監督のリー・カンションが出演し、坂本龍一が音楽を担当。第75回ベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、台北電影節(台北映画祭)で最優秀ドキュメンタリー賞と監督賞、音楽賞、台湾のアカデミー賞といわれる金馬奨では最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。カメラを前に自由に話し、動く人びと。遠慮がちにカメラを見据える人、身の上話を語る人、ハーモニカを吹く人、うたた寝をする人など1人1カットずつ極端なクローズアップでそれぞれの顔を映し出し、ライティングによって、まなざしや顔に深く刻まれた皺などから、人びとの人生やこれまでの時間を見つめていく。

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あなたの顔コメント(3)

fsupcyo
fsupcyo
ネタバレ! クリックして本文を読む
What would you like to talk about?
I don't know.
Do you feel like laughing?
Yes.      この答えで質問者も思わず笑う
It's strange, isn't it?
Yes.
How does it feel?
It feels... strange and intriguing
Why?
Because... what I see on the screen and on location... is different
オープニング・クレジットを無視した、いきなりの登場。初老といえば失礼にあたり中年女性といえばよいのか?トップバッターの女性。顔を固定し視点だけをくるくると... 5分あたりで笑顔が... その後にやっと映画に言葉が

人には、音声言語に移行する前にジェスチャー理論が存在する。霊長類の中にはジェスチャーや記号を用いてコミュニケーションを図ろうとする。その原始と言ってもよいものを考えさせられるいい例なのかもしれない。最低限のコミュニケーションを暗示している伝達媒体なのかもしれない。

You're laughing at me, so that I can talk. Old folks need to exercise
their tongues so they won't stammer when they speak.
Don't laugh at me... I need to relax tongue muscles so I won't get
tongue-tied. And now facial exercise. Massage your jaws. Rub your
nose so you won't get allergies. If you sneeze in the morning, you
should do this......

Don't laugh at me.
ツァイ・ミンリャン監督の最新デジタル映像において、人間の顔を 表情豊かな魅了するものに変えている。ここに登場している人物たちが、いかにも自由に例えば、居眠りを始める人、前出の舌を出したり、手で顔全体をマッサージしてみたりとそわそわし、また喜んで話を始める人など... 短い人で数分、長い人では10分以上 の一連のポートレイトショット。そこにおける文脈に使われるのは、あくまでも簡素化されたインタビューアーの言葉であり、被写体の言葉である... それは力強くも控えめにされている。それぞれ個性あふれる顔のイメージ... ホクロやシワの顔の欠点と美しさを中心的なステージにあげ、彼らの個人の歴史の重みと今まで培ってきた経験を豊かな映像技術と共にスクリーンというキャンパスに投影している。
男のハーモニカ演奏の時、その場では、作曲家による楽曲とさまざまなニーズに合ったサウンドトラックを作成するための技術と実践であるサウンドデザインを融合させた独特の雰囲気を提供している。ところどころ、ノイズと聞き間違えるようなサウンドスケープもチラホラと...

ツァイ・ミンリャン監督は、この映画のテーマと動機について語っている。
「VR映画を作っていた時、決して慣れることができなかったのは、クローズアップなしでやらなければならなかったことです。私にとってクローズアップは映画の美学の一部です。VRでそれを失い、それは私にそれをしたいという願望を与えました。私がプロジェクトを始める最近では、特定の目標を達成する必要が少なくてすみます。私は何かをしたい場合は、私はちょうどそれを行います。私の書き方のようなものです。明らかに、映画製作には全体的なプロセスがあります。しかし、私はそのプロセスを簡素化しようとし、それはそれほど難しくないように思えるものです。プロットに焦点を当てていないことで、例えば、それはすでにそれを簡単にしています。」

オープニングロールとエンドロールの両方のクレジットをバッサリとそぎ落とし、サウンドトラックも印象に残るシーンでしか流さない。この映画は、”完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル”であるミニマリズムの進化系ディジタル映像表現の冴えたるものと言えるのかもしれない。
tkklvb
tkklvb
蔡明亮監督が創り出す世界にどっぷりと浸れる作品。
予想通り彼の独特な世界。
ずっと観たかったので、やっと映画館で観られてうれしい。

スクリーンに大写しになる台湾の素人の方の顔、顔、顔。
他人の顔をじっと何分間も見つめ続ける機会は
日常生活には、そうそう、ない。

出演者の顔を観察しながら、
原住民と華人の通婚など台湾の歴史を思い浮かべたり。
自然に出演者たちの個人の過去や民族の歴史に思いをはせていた。

音楽も最小限。
まったく音楽がない数分間を新鮮に感じつつ落ち着かない自分に、
人工的な音の演出に慣れきっている自分に、驚いた。
いかに映画の中の無音が珍しいことなのか、と。

好き嫌いははっきりと分かれると予想できる映画。
興行的には絶望的かと。
それを百も千も承知で制作した監督ら関係者に感服する。
協力した坂本龍一氏にも。
配給を決めた会社にも上映を決めた映画館にも。
ほんとうに稀有な映画体験だった。
obgezpp
obgezpp
正直、自分には全く理解できなかった。
これは美術館で上映される「芸術作品」であって、映画館で上映されるべきものなのかどうか。
カメラの前でヒトは誰しも「演技」をする。
そこにあるものは「真実」ではなく「フィクション」でしかない。