ハルク・ホーガン

米国のプロレスを一大スポーツ・エンタテインメントへと発展させた名プロレスラー。本名はテリー・ボレア。1978年にプロデビューし、79年からWWF（WWEの前身）に所属する一方で、80年から5年ほど日本の新日本プロレスにも参戦。その間にはボクシング映画「ロッキー3」（82）で俳優デビューも果たした。84年にはWWF王座を初獲得し、85年にスタートした大会「レッスルマニア」で国民的人気を誇るレスラーになった。怪力とレッグ・ドロップを武器に、WCW世界ヘビー級王座を5度、WWF世界ヘビー級王座／WWE統一王座を6度手にした。リングでの活躍だけにとどまらず、俳優としてTVドラマ「特攻野郎Aチーム」（85～86）や「ベイウォッチ」（96）などに出演し、主演映画「マイホーム・コマンドー」（91）では製作総指揮も務めた。05年にはWWE殿堂入りを果たしたが、15年7月に同団体を退団した。長女ブルック・ホーガンは歌手。