アルバート・ブルックス

本名はアルバート・アインスタイン。父はコメディアンで、兄ボブ・アインスタインも俳優。大学を退学してスタンダップコメディの世界に足を踏み入れ、68年から数々のTV番組に出演して人気を獲得する。「タクシードライバー」（76）でスクリーンデビューを果たし、「ブロードキャスト・ニュース」（87）でアカデミー助演男優賞にノミネート。その他、「アウト・オブ・サイト」（98）などに出演し、ピクサーのアカデミー長編アニメ賞受賞作「ファインディング・ニモ」（03）では、ニモのお父さんマーリンの声を担当した。俳優だけでなく監督としても活動。72年にTVドキュメンタリー番組で初めて監督を務め、映画初監督作「Real Life（原題）」（79）以降、「あなたの死後にご用心！」（91・日本劇場未公開）や「ハリウッド・ミューズ」（99）などのメガホンをとる。11年、処女小説「2030: The Real Story of What Happens to America」を出版した。